サイズが合わなくなったときの対応法
長い時間がたつと体型が変わり、指のサイズも変わることがあります。
そんなときに覚えておいていただきたいのがサイズ直しです。
すでに完成している指輪も素材やデザインによってはサイズの微調整ができます。
今より大きくすることも、小さくすることもできますから、指輪のサイズが合わなくなったらサイズ直しをご利用ください。
ただ、デザインや素材によってはできないことがあります。
いざとなればサイズ直しもできた方がいいとお考えなら、それを見越して結婚指輪を設計することが大事です。
エタニティリングは要注意
エタニティはリングの外周すべてに宝石を取り付けてあるデザインとなり、見た目もきれいで人気なのですが、サイズ直しには向いていないデザインです。
サイズを調整するにはリングを切断して縮めたり、逆に切断したところに素材を足して大きくしたりするところ、リング全周に宝石が取り付けられていると素材の切断も追加も難しくなります。
絶対にできないというわけではありませんが、基本的にはサイズ直しが難しいとされることの多いデザインです。
もしエタニティでサイズが合わなくなったら、同じデザインの結婚指輪を作り直すことがよくおすすめされます。
サイズ直しもできるエタニティにしたいなら
できればエタニティリングにし、さらにはサイズ直しもできた方がよければ、ハーフエタニティというデザインがおすすめです。
これはリングの表面にダイヤなどを並べるのですが、全周には並べないというデザインです。
並べる範囲は調整でき、たとえばリング半周にだけ宝石を並べるといったデザインにできます。
これなら宝石のついていない部分を使ってサイズを調整できます。
サイズ直しもできるエタニティがよければこのようなハーフがおすすめです。
サイズ直しの可否は職人までご相談を
エタニティ以外にもサイズ直しが難しい結婚指輪はあります。
たとえばチタン製の指輪など、素材が固すぎて完成後の調整は難しいとされています。
そのデザインや素材でサイズ直しができるかどうか、製作前にご相談いただくと確実です。